こんにちは おひさしぶりです。
ゴールデンウィークも終わり
新緑がまぶしい
風薫るさわやかな季節の到来です。
皆さん、お変わりございませんか?
先日5月13日は母の日でした。
私は前日から主人と二人
泊りがけで、実家の植木の手入れに
行ってまいりました。
「母の日のプレゼントに、植木の手入れをしてあげよう」
父が亡くなってからは、毎年恒例になった
母の日のプレゼントは
主人が言い出しっぺの、カーネーション代わりの
正直、結構しんどいプレゼント。
それでも、言い出しっぺの手前なのか?
朝6時起きで、一生懸命に植木の剪定やら
草むしりをしてくれる主人。
傍らでただ座って監督?するだけの私の母。
「お母さん、この枝、残しますか?」
「ううん、切っちゃっていいわ」
そんな二人のやりとりを
草むしりしながら聞いている私。
80過ぎて、父が亡くなってからすっかり
年老いてしまった私の母。
ガンガン働いていた頃の面影は
すっかり消えうせ、ちょっぴり寂しい。
「陽子、まったくあんたは」なんて
四六時中?怒鳴られていた頃が懐かしい。
それでも、生きていてくれるだけで
十分だと思う。
父が亡くなった時、「たとえ、離れて暮らしていても、
親って生きていてくれるだけでいいんだ」
そんなこと強く感じたから。
「母ちゃん、この話覚えてる?」
「忘れちゃった。」
「あっそう。でも母ちゃん、私が覚えているからいいよね」
「ほんと。助かるわ。」
多少ぼけてきている私の母は、記憶がまばらになってきている。
それでも楽しかった思い出、特に
働いていた頃の同僚の名前や、エピソードなどは
驚くほどはっきり覚えている。
それは働くことが、大好きだった母にとって
一番輝いていた時代であり
定年まで勤め上げた誇りが、美しい記憶となって
昨日のことのように、思い出されるのであろう。
こんな会話もよくする。
台所で母の夕飯の支度をしていると、
テーブルに座ってお茶をすすりながら
「私、腰痛くて、寝てるばっかりで、
あんたに何でもやってもらって悪いね。」
「いいんだよ。母ちゃんは、今まで一生懸命働いてきたんだからさ。」
「うん、ありがと」
帰り際、よくする会話は
「 母ちゃん、また来るね。元気で頑張るんだよ。
母ちゃんが、元気でいるだけで、私と裕美ちゃん(私の妹)は
頑張って生きていけるんだからね。」
「うん、頑張るね」
親の力ってすごいと思う。
父親からは、人間としてたくましく生きる力を教えてもらった気がする。
母親からは、きめ細やかでしなやかな心の大切さを説いてもらった気がする。
さんざん教えてもらったり、説いてもらったりしたのにねえ。
未だにねえ。オタオタ。オロオロ。だもんね。
「 あたしはまだまだ逝かないよ。」 が
近頃の母の口癖だけれど
あれってもしかしたら
「ふん、いい年して40過ぎたって
あんた達がまだまだどうしょうもないからね。
ちゃんと見届けないと、ご先祖様に恥ずかしくて報告も
できないよ。」って思っているのかも。
まあいいや。それぐらいの気概がある母ちゃんでないと、
こっちだって張り合いがないもんね。
若い頃はさんざ言われたからね。こっちだって慣れっこよ。
そんな数ある母との抱腹絶倒?のエピソードは
また後日お話しますね。お楽しみあれ。
それでは皆様又ね。と言いたいところだけれど
母親ばかり感謝?したけれど、なんて言っても
母の日の一番の功労者?は家の主人でございました。
(忘れてた。ごめん)
ありがとう。仕事で忙しいのに。
私の実家の庭をきれいにしてくれて。
文句言うどころか、進んでやってくれてさ。
これ以上の感謝ないよ。
母ちゃんすごく喜んでいたよ。
この場を借りてお礼をいいます。
ほんとありがとう。母の日のプレゼントは
私にも最高のプレゼントでした。
youko