話し方であなたの心に花束を(いやバウアーはだめよ)

こんにちは
皆さんお変わりありませんか?

話し方教室の最初の授業で、
先生がよく生徒さんに聞く
質問の1つに、こんな質問があります。

「皆さん、普段挨拶されますか?」
ほぼ100パーセント手が挙がります。
「それでは自分から先に挨拶されますか?」
これまた100パーセント近く手が挙がります。

「では、皆さん今日この会場に入られた時
私(先生)より先に私やここに居る皆さん方に
進んで挨拶をされた方いらっしゃいますか?」
「その席に座られるとき、今居るお隣の方に挨拶された方は?」
毎回、お見事と言っていいほど挙がらないんですね。これが。

でも、これがほんと正直なところでしょうね。
それはそうですよね。
無理もないなと思います。
あがり症で、人前で話すことが苦手な上に
(今まで「死にたい」言われた方、数知れず。
実際本気で自殺するのではないかと
先生と心配で授業後、後を追いかけたこともありました。)

ましてどこの馬の骨だかわからない(先生のこと)
おまけに授業料「前振込み」までしちゃってよ、
もしかしたらトンずらされているかもしれない
得体の知れないおっさんに
(うわッ先生。本当にごめんなさい)
初めて会うのに、

しかも何ヶ月も
(何年もコンピューターの前に座りました
と言う方もいらっしゃいました)
行くか行くまいか悩みに悩んだ末、
思い切ってようやく会場まで足を運んだのに、
(「だめです。できません。やっぱり行くのを止めます」
と上野駅で踵を返した方、数名いらっしゃいましたっけ。
はたまた教室のドアの前から「怖くて入れません」と
ケータイをかけて来た方もいらっしゃいました)

ほんとドア開けるんだって、ドキドキものよねぇ。
ほんとは泣きたいぐらいなのにね。

それが追い討ちかけるみたいに
「明るく元気で挨拶しましたか?」
なんて言われたってそれこそ「酷な質問よ」。

「そんなことぐらい、軽い。軽い。わけないですよ。
早く人前で話しをしたくてウズウズしています」って言えるぐらいなら
「フン。誰がわざわざこの忙しい時に、話し方教室なんかに
高い金払ってまで行くかいな」ですよね。

教室にこられる方には、2通りのタイプがあるのですが、
「 雑談はオーケーなのですが、人前で話すのは、苦手なんです。」
こちらが90パーセント。
もう1つが「雑談が苦手で何を話していいのか判らないんです。」
が残り10パーセント。
どちらにもある共通点がありまして
何かな?と言いますと

「誰にでも先手の挨拶躊躇なく」なんですね。
どうですか?心当たりありませんか?

挨拶は知っている人だけじゃないですか?
家族とは交わしていますか?
心を込めていますか?
お互い笑顔ですか?

はい、そこのおとうさん。今朝、奥さんにお茶をいれてもらって
その後どうしましたか?
まさか黙って飲んで「そのまんま」じゃあございませんわよね。
「ありがとう」はもちろんおっしゃいましたでしょ。
「おいしかったよ」は新婚時代だけ?なんて
「めっそうもございません」ですわよね。
まさか釣った魚に餌はやらないなんて
のたまうてはいらっしゃらないでしょう。

「エツ、これも挨拶?
しかも奥さんにまで挨拶するんですか?」
(実際、教室で言われた方がいらっしゃいましたのでご参考まで)

そうなのです。挨拶はなにもおはよう、こんにちは、こんばんはだけじゃないのです。
「ありがとう」と「言葉に出して」「感謝する」。
これも立派な挨拶なのです。
いいえ、これこそが「本物の挨拶」なのです。

マンションの管理人さんに「おはようございます。いつもご苦労様です」
同じマンションの住人とエレベーターで交わす「こんばんは」
暑い日ならば「 今日は暑かったですね」の一言でもいい。
若いお姉さんに「今お仕事帰りですか?お疲れ様でした」なんて言われたら
どうです男性諸君?
これで不愉快になる男性がいたらお目にかかりたいわ。
ちょっと一言加えるだけで、その後のマンションライフは格段に変わる。
間違いなく変わる。これは実証済み。
どう変わるかはあなた自身がお試しあれ。

会社のお掃除のおばちゃんに
「こんにちは。きれいになりますね。いつもありがとうございます」
自分が働く場所をきれいにしてもらっていて
お礼のひとつも言えないなんて
こんな情けない話、大人ならみっともないと思いなさい。

コンビニのお兄さんにレジで黙って
かごを突き出すだけじゃ能がない。
これなら子供だってできる。
一言「お願いします」

袋を渡されたら「ありがとね」
幼稚園児だって言えますよ。
少しは恥ずかしいとお感じなさい。

スーパーで長ネギを買った。「お切りしましょうか?」
「ハイ」だけじゃない「ありがとうございます」の一言なんぞ付け加え、
も1つおまけに、「お手数かけて悪いですね」なんて言えたらこれで
あなたはたちまち話し方教室の上級者。

お客だから、こっちはお金を払ってるんだからでは
心がふんぞり返っているようじゃあ
いつまでたってもあなたは大人になれない。

スピーチが上手くできないから死にたい。と
いつまでも口にしているようでは
心が前屈(前かがみ状態)になってしまって
毎日ぜんくつどころか「うつうつ状態」。

(これらの状態を「逆否バウアー」と言う
また挨拶がわずらわしいからいやバウアーとも)
(荒川さんごめんなさい)
いくら話し方教室に通っても真の上達は望めない。

心が伴って初めてあなたの話し方は磨き上げられる。
人前で上がってしまってみっともない。
上手くしゃべれなくてはずかしい。
もうその心は、お捨てなさいな。

人間なんだから、上がって当然。
上手くしゃべれない事に
なんら卑屈になることないですよ。
恥ずかしがったり、みっともないなんて
いつまでもこだわる事ありませんよ。

ほんとうにみっともないこと、恥ずかしいことが
何であるのかをきちんと「 心に身に付ければ」
美しい話し方はおのずとあなたの「体にまといついてくる」

それは花園からにおい発つような、
芳香を伴っていやがおうでも
あなたの全身にまといついてくる。

それだけじゃあない
そんな一言が、あなただけじゃない彼らのやる気を引き起こす。
「ああスーパーのレジ打ちも大変だけれど、あんな感じの良いお客さんもいるんだ。
今日で辞めようと思ったけど、もう少し頑張ってやってみようかな」
なんて事だって無きにしも非ず。
目には見えないけれどあなたは貴重な人助けをしたことになる。

又、電車でお年寄りが乗ってきたらスッと立ち上がり「どうぞおかけください」
時には「ありがとう。悪いわね」なんて嬉しい言葉が返って来る時がある。
そんな時には、ニッコリ微笑んで「お気になさらないで下さい。」
もっと嬉しい人は降りる際「ほんとにありがとう。助かりました」なんて
言ってくれる人もいる。「どういたしまして。お気をつけて」なんて言ってあげると
本当にいい笑顔を返してくれる。
そんな時は心から「ああ、今日は最高にいい日だったなあ」と思う。

以上これら「行動全て」に「笑顔をくっつけて」御覧なさい。
それも「とびっきりの笑顔」を。

それはあなたの心のうちに音楽を奏でてくれる。
雨音の調べのように、暖かくあなたの全身を潤してくれる。

人前で話すのが苦手なら
これ以上の練習はないですよ。
練習の場は日常にいくらでも転がっていますよ。

話し方が上手くなりたかったらまずは挨拶から。
先生がいつもおっしゃっている
「挨拶は先手で明るくはっきりと」

心をあなたから開示する。
恥ずかしさや、意地っ張りや、
引っ込み思案さえ
あなたがあなた自身を許せば
柔らかく溶けていく。
そろそろ自分自身を開放してあげたらいいんじゃないかな。
心が窮屈で、悲鳴を上げているよ。

話し方教室は、あなたの心を開放する
教室でもあるのです。

どうぞ全身全霊をかけてささやかな日常を
積み重ねていって下さい。

どうぞ全身全霊で震えるようなありふれた日常を
感じ取って下さい。

多くの生徒さんがこの「いやバウアー」とは対極の
「スピーチの足の震えではない
ありふれた日常で震えがあることを体感しました」と言って
卒業して下さいました。
これ以上の喜びはございません。

さああなたもご自分の心に
匂いたつよな花束を
青い心の氷上に
トゥーランドットの名曲を

捧げてあげましょう。
奏でてあげましょう。

感謝を込めて今日のところはこれまでといたします。
お体をお大事に

youko

 

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