話し方で行動力?~人に使って勇気を

あーあ。なんてこったい。

またしてもやってしまった。
ワードに打ったブログの文章がきれいさっぱり消えてしまった。
これで何回めだろうか?
ブログの文章ほぼ100パーセント近く出来上がっていたのに。
クックックッ。あとは専用ページに貼り付けるばっかりだったのに。
もう泣きたい。あの熱さの中(もうほんと暑いを通り越して熱いだった)
丸一日掛けて作成したのに。
ああッ。ショック。寝込みたい気分。

でもそれじゃあ、ハロー話し方教室の精神に反するのよね。

「ツイテてる。ツイてる。文章が消えたくらいでなんだ」
「ツイてる。ツイてる。30度の熱さなんか砂漠よりましだ」
「ツイてる。ツイてる。きっと「もっといい文章が書ける」って
文章の神様?が消してくれたんだから
神様を「うーん」って唸らせる文章を書けってことなのよ」

で気を取り直して、再びこうして打ち直しているのだけど、
なんせ下書きなんてもんは、一切ないから
やっぱり私は神様じゃなくてただの人間で
それも先生なんて名前ばっかりで
ふだんはご近所のどこにでもいる
介護おばさん?だから
ほんと、正直しんど。

「ツイてる」も楽じゃないわね。
話し方教室に通う皆さんのご苦労が芯から染みる
ちょっと切ない真夏の午後です。

暑いと言えば、合同授業の行われた
7月26日もほんと暑かったぁ。

上野へ向かう途中、山手線の中から
新橋駅にある温度計が見えた。
見た途端クラーッ。

「しまった。見なきゃよかった」
後悔したって後の祭り。
だって表示が36度。

「先生、こんな暑いんじゃ、ダレて生徒さん
どなたもお見えにならないんじゃないですか?」
そこでまた後悔。

「あなたのような根性なしはハロー話し方教室には誰もいない」
けんもほろろ。軽く一蹴されましたデス。ハイ。

ヨレヨレで上野文化会館に着いたら
ほんと先生のおっしゃる通り。
総勢30名近くの生徒さんが
汗を拭き拭き、次から次へ教室に入ってくる。

しゃきしゃき、ぱきぱきしていて
昨夜作ったカレーに入れたグリーンアスパラのよう。
ゆですぎて、のびきったそばのような人は
やはり私ぐらい。

「こんにちは」「おひさしぶりです」
明るい笑顔と先手の挨拶が飛び出し、
会場は熱気に包まれてゆく。

やがて始まった「最近感じたこと」という課題スピーチや、
一分のリレースピーチ。短い話しながら
感性がきらりと光るスピーチが話されて
会場はますますヒートアップ。

外の暑さに負けない「熱いスピーチ」が一度にたくさん
聞けるのもこの合同授業の大きな魅力の一つだ。

卒業生が行うスピーチコンテストの発表前に行われる
一般受講生による3分課題スピーチも
前回同様、ぐっと胸迫るものがいくつかあった。

「挫折」という題からして
挫折しそうな課題によくぞあれだけの
自身に関する赤裸な体験を躊躇せず
語って下さったとまずもって
お礼を述べたい。

やはり体験談は強し。
しかもふりかかった挫折をもろともせず、
自らそれこそツイてる精神で突き進み
次なるツイてるに向かってアクションを起こし
本物のツイてるを手にした人の
「挫折」スピーチは明るい。
笑いあり涙ありで
ハンカチで汗ならぬ涙を
何度も拭わせていただいた。

感動の涙はいいもんだとしみじみ思う。
ヨレヨレのおばさんの心にじわーっと沁み込んで
もやしのようにシャキッとさせてくれるばかりか、
お肌のしわまでアイロンを掛けたシャツのように
ピーンと伸ばしてくれそうになるから不思議だ。

でも当然と、言うべき私のしわは
今さらピーンとは無理。
変わりにピーンと張り詰めた空気が漂うのが
いよいよ合同授業のハイライトである
スピーチコンテスト。

まずはM君。優勝おめでとう。
やはりと言うべきか、話し方教室に通って
感じた素直な気持ちを
それも正直に語ってくれたあなたのお人柄が
導いた結果があの優勝だった。

ハロー話し方教室に入会した際先生から
「まずは3ヶ月間だまされたと思ってやって御覧」と言われた。

「かぎカッコ」は本人の言葉をそのまま引用。以下同様。

「3ヶ月だまされてみよう」
スピーチとは「個性を出すか」「生き方を出すか」
「普段の自分を表せるならそれでいい」

ありがとう。だまされてくれて。
あの日だまされてみようと思ってくださった
あなたのその素直さにまずもって拍手。

だまされた結果、あなたが得たものこそ
ハロー話し方教室の真髄である
場数を踏むだけでは得られない生き方まで
あなたは前向きなハートでキャッチしてくださった。
よくぞだまされてくださった。
ほんとうにありがとう。

ここに亡くなった私の父や、祖母や、恩師から聞いた
言葉のいくつかを紹介しますね。

「お前は頭が悪いのではない。聴く耳を持っていないのだ」
中学時代。夏休み前日、私の成績表を見て
嘆いた父の一言。
お父さん、ようやくあなたの言った
聴く耳の意味が解かるようになりました。
習い事や学問は先生の教えをまっさらな気持ちで
素直な心で、すなわち心を持って聴きなさいということだったのですね。

「減らず口言ってるうちは身につかず。
百萬ベン、舞うた(舞った)者だけ言ってよし」
幼い頃、習い事をいやいややって、
なんだかんだ母に文句をたれた私に向かって
飛んできた祖母のキツーイ一言。

はからずも師と呼ぶ人の教えには逆らわず、
口を慎み、百万回やるぐらいに気持ちで
習い事を身につけなさいという
戒めだったんだね。婆ちゃん。

高い月謝払って習わせてくれた母ちゃんや、
生まれたばかりの子供寝かしつけて教えてくれたピアノの先生に
はむかった幼い自分が恥ずかしくて、情けないよ。

ピアノ教室一ヶ月で挫折したこの私が
今、先生と呼ばれています。婆ちゃんあの世で
「陽子、何お前は偉そうな事、ほざいてんだぁ。あと百萬ベンスピーチしたら言え」
(婆ちゃんは福島県の人だったので、ここは東北弁でお読みください)
苦笑してるだろうな。きっと。

「師を尊びて己が師と成る」
師の教えに対する疑問も反論も
尊敬の念から出たものなら
いずれはあなたの生き方の指針になるが
単に不満や自己を甘やかす反論は
なんらあなたを成長させない。

高校時代、自分を甘やかしていた私が
学校生活の不満を恩師にぶつけたときに返ってきた言葉。
このエピソードはいずれお話いたします。

「前に進む」あなたは自分でつけたその主題どおり
まっすぐまっとうな道を歩んでいける人です。
これからの人生、紆余曲折も自らの力で
前に進めていってください
幸多きこと祈ります。

準優勝。この方もやはりと言うべきか。
模擬披露宴を行うにあたって
裏方で奮闘してくださったSさんが手にした。

Sさんには申し訳ないが理路整然と美辞麗句を並べたスピーチが
心を打つものではないと言うことを図らずも教えてくれた。
それまでのあなたの学びの姿勢が人々の心を打ったのだ。

あなたは模擬披露宴を行うまでの自身の心の軌跡を
予定どおり進まぬ葛藤を仲間の誰一人として責めることなく
その責任が己の心にあるがごとく
M君同様、素直に正直に語って下さった。
この素直さや正直さが勝利のかぎとなった。

「悩みは悩む人の心の中にある」
先生の言葉をこちらも信じて下さりありがとう。

「最後までやる」「人から逃げない」
あの模擬披露宴の成功裏にはこんな目標をたてて
他人の為に動いてくれた人がいてくれたからだったのか。
私は改めてあの神奈川県民センターで行われた
模擬披露宴を思い出していた。

口ばかり達者で、なんら実行に移せない
まして他人の為に動くなんぞ
骨折り損のくたびれもうけと
公言してはばからない者が、多いこの世の中で
自分の心の中で自分との約束を見事果たし
しかも「気持ちを変えてくれた仲間」という主題でのぞみ
最後に皆に「ありがとうございました」と
深ぶか頭をさげたあなたに私は心からの拍手を送りたい。
ほんとうにおめでとう。

Kさん「自分の言葉を持つ」「自分のリズムを持つ」
「私の話し方」という主題でのぞんで下さったあなたも
スピーチは単に立て板にみずのごとく話せればよい
というそんな単純なものではないという大切なことに
気づいて下さった。ありがとう。
落ち着いた話っぷりと、打ち解けやすいお人柄は
あなたの魅力です。
どうぞこれからも大切になさってください。

「二つの気づき」 Wさん
前回の合同授業であがってしまい
「話し方をなめていた自分」に気づいたWさん。
Wさん。これでよかったのよ。
あがったことは、ツイてたのよ。
だって大事な事にあなた、気づかれたじゃない。

「奢ったら自分に活を入れてください」
お望み通り、ガンガン活を入れてさしあげます。
又、ハロー話し方教室に遊びに?いらしてくださいね。

「元気づける」というタイトルで
病院でのリハビリ訓練士としての
実習体験中、患者さんとのコミュニケーションの
大切さを痛切に感じ、話し方に通ってくれたM君。
解かるなあ。職種は違うけれど、私も結婚前
病院で栄養士だったからね。
患者さんとコミュニケーション取れないと
治る病気も治らないんだよね。 

ここで大学時代、教授から
(慶応病院の元栄養士さん)聴いた尊いお話を。
「患者さんには、心に寄り添ってあげてね。
患者さんが悲しがったら一緒に悲しみ、
嬉しがったら一緒に喜んであげて。
だって患者さんの患の字。
心に串が刺さってるって書くでしょ。
その串を抜いてあげるのが、病院に勤める全ての者の役目」

「スピーチと言う会話」という主題で臨んだIさん。
ここにもいらした。自分自身と約束を交わされた方が
「毎週通う」出来そうでなかなか出来ないんだな。これが。
暑さで蕎麦だかゴムだかわからないが
すぐ延び切っちゃう私からしたらそれこそ尊い約束。
「話が好きになった」
Iさん。それは何故だか解かりますか?
自分との約束を成し遂げたから。あなたはきっと
今自分が好きになっているはず。

最後に卒業スピーチをしてくださったSさん。
「小さくても大きな自分の中の変化」と題してお話してくださった。

「きっとうまくいくよ」「絶対だいじょうぶ」
ご自分は受け入れられなかったというSさん。

ごめんね。Sさん私にとってある意味衝撃だった。
スピコンから一週間たった今でもこの言葉が抜けない。
でもほんとうによかったと心から思う。

だって私はあなたに答えを出してあげられないんだもの。
いや、人生の答えは苦しむその人自身が
自ら苦しんで出すしかない。

でもあなたは「きっとという言葉が好きになった」
ちっとも小さくなんかないよ。
「大きくて、大きなあなたの中の変化」だよ。

好きの次は行動よ。
なぜなら「きっと」「絶対」は自分の心にかける
プラスの強い願い。
その「願い」は行動力の源。

「行動力。人の為に使って自分の勇気につながりました」
ハロー話し方教室の「伝説の卒業生」Kさんの言葉をここに記して
今日の私の話を終わりにしたいと存じます。

暑い中、又お忙しい中、長々お付き合いくださいまして
まことにありがとうございました。
どうぞ、お体を大切になさって下さい。ごきげんよう。

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