先日通っている畑で、観月会が開かれた。 畑で採れた野菜や極上の近江牛が用意され 皆でバーべ―キューを楽しんだ。 持ち寄られたご馳走の数々が 次々とテーブルに回ってくる。 お赤飯のおにぎりは柔らかいお豆がぎっしり、 手作りのしば漬け、無花果のジャムにはパンが添えられ 畑で採れた野菜をピクルスにして振る舞って下さった方もいた。 主人も呼ばれて上機嫌。 楽器演奏の得意な方が、何曲も名曲を奏でて下さった。 吹く風もさわやかでそれは楽しい時間だった。 やがて宴もたけなわになると山影から見事なお月様が顔を出してくれた。 雲一つない夜空に神々しい月の光。 「わー、綺麗」「ほんと。見事」 どよめきと歓声に拍手が混ざる。 見慣れた月をお月様と呼び、観月会と称して仲間と酒を酌み交わす。 日本人に生まれてよかったなぁとしみじみと思った。 それにしても、畑の皆さま本当にありがとうございます。 横浜から引っ越してきた私を快く受け入れて下さり、 「観月会、だんなさんもご一緒に」と皆さんがお声をかけてくださった。 皆さんと一緒に見たからこんなに素敵なお月様に出会えたと思う。 子供時代縁側で、家族で見たお月様をちょっと物悲しく思い出しながらも お月様の様に満面の笑みで過ごせましたのも皆さまの御蔭です。 2015年の中秋の名月は幸せと感謝の念がいっぱいつまった まさにスーパー「夢-ん」でした。
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